ガラス容器のキャップに王冠が登場
缶コーヒーといった金属缶にも数々の蓋への工夫が行われていますが、ガラス瓶でも同様にいろいろなキャップ(総称としてクロージャーとも言われます)が考案されてきました。
昔から使われていた瓶のキャップとしては、コルクがよく知られていますが、その後ビールでお馴染みの「王冠」が登場して以降かずかずのキャップが考案されています。
19世紀末の1892年アメリカで生まれた王冠は、密封性もよく開けるのも容易でまさにガラス瓶にはうってつけの画期的キャップとして瞬く間に世界中に広まったと言われています。
日本にこの王冠が伝わったのは1900年と言われ、当時高価な飲み物とされていたビールが王冠の登場で一気に庶民に親しまれる飲み物になったと言われています。
ちなみに、この王冠の周辺に作られているキャップを抑えるためにできたヒダの数が21個というのは有名な話です。