包装の新技術は長期的なスパンから
地球温暖化や海洋プラスチック汚染、食糧危機と食品ロス削減といったことは、包装というものが正面からリスクと向き合う問題です。人間にとって持続可能な開発目標ということで、人工知能や幹細胞移植、人工光合成といった大学から出てくる研究や技術に注目が集まっています。
この動きは、包装業界にとっても例外ではありません。多くの場合は、大学発の研究成果は大学自身が持つイノベーション飢饉によってスピンアウトしてベンチャー企業となる場合もあります。
そこからさらに外部からの資金援助を得るなどして、実用化に向けて一層の深堀りとスピードアップが図られています。大学発のベンチャーといえるものです。
マサチューセッツ工科大学の研究室から、容器内部への滑り性コーティング技術が生まれました。他にも植物由来バリア材料も大学発です。